ニュースリリース

2021/04/19

コージェネ大賞2020 産業部門特別賞を受賞しました

2021年2月、コージェネ財団より、追浜工場に新たに設置した新コージェネレーションシステム導入の取り組みに対し、コージェネ大賞2020 産業用部門特別賞を受賞いたしました。

表彰案件は「GT更新に伴うエネルギーの面的融通と新規開発の回転数制御ガス圧縮機による省エネ推進~東邦化学工業株式会社追浜工場での改善事例~」です。

コージェネレーションシステム(以下「コージェネ」という)とは、都市ガスを燃料としガスタービンを廻して発電、排気される熱を再利用して蒸気を発生させるシステムです。電気を買い、蒸気を貫流ボイラーで炊くよりエネルギー変換効率が良く、二酸化炭素排出量削減、トータルコストも下げられる機構です。

2000年、最初に追浜工場内に設置した初代コージェネは電気も蒸気も追浜工場のみで消費される規模のもので、発電機のように停電時に電気を供給できるシステムではなく、BCP対応のためという位置づけで導入されました。

今回更新した新たなコージェネは、隣接する追浜研究所の電力も賄うようコージェネを最大限に利用することを計画。横須賀市の承認を頂き工場敷地から架空電線で追浜研究所への電力供給を実現することができました。隣接する敷地へのエネルギー供給(電気・蒸気)を可能としたモデルを面的融通と呼び、神奈川県の推奨するスマートエネルギー計画の補助金を得ることもできました。

2020年2月より稼働を開始した新コージェネは現在、追浜地区(工場および研究所)の電気のほぼ全てと、蒸気の半分を供給しています。

この取り組みは「コージェネ大賞2020」の審査でも認められ、産業用部門で特別賞を受賞しました。コージェネ財団のホームページに弊社の取り組みが詳しく紹介されておりますので、ぜひご覧ください。
続きを読む